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.尾崎紀世彦“失踪騒動”の真相…実は東京の病院にいます
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失踪が報じられた尾崎紀世彦【

 芸能生活50周年を迎え、日本レコード大賞受賞曲「また逢う日まで」の大ヒットで知られる歌手の尾崎紀世彦(69)に失踪騒動が持ち上がった。関係者との連絡を断ち、自宅は廃虚同然に。実弟によると病気により入院中だという。実力派のベテラン歌手にいったい何があったのか。

 24日発売の週刊女性によると、尾崎は昨年5月に関西で行う予定だった京都フィルとの公演を体調不良のため8日前にドタキャン。その前後には所属事務所との契約も終了しており、“失踪状態”と報じている。

 東京・世田谷にある自宅を訪ねると、人気のないガレージにホコリを被った2台のバイクと自転車が駐車されたまま。ニスが剥げ落ちた玄関の木製のドアは白ちゃけ、郵便受けには、チラシ類が詰め込まれていた。

 こうした中、24日放送のフジテレビ系「とくダネ!」では、神奈川・茅ヶ崎で飲食店を営む実弟を直撃。実弟は、「失踪ではありません。居場所は言えませんが都内にいます」とし、病気により入院していることを明かした。

 尾崎は私生活では2度目の結婚が2006年2月に破綻。長女の親権をめぐり2年間、離婚訴訟で係争中だったというから気苦労も多かったのか。

 歌手活動には意欲的で、08年1月に「科学忍者隊ガッチャピン」の主題歌に起用された際、夕刊フジのインタビューに応じ、こう答えていた。

 「意外かなぁ? 『ウルトラセブン』の主題歌を歌ったこともあるよ。今回のCDを自分で聞いて、“おいおいおい! まだ衰えてないよ”と思ったね。『また逢う日まで』を歌うときも一度もキーを替えたことはないよ」

 抜群の声量を誇り、歌に関してはストイックで、「よい音を出すため禁煙して30年になる」「声って出してないとさびるからね」とも話していた。

 芸能ジャーナリストの渡邉裕二氏は、「いま、団塊世代以降の“なつかしブーム”“昭和ブーム”で、尾崎さんと同世代の歌手は引っ張りだこ。ただ、昔と比べて声が出にくくなったことで、心配していました」と語る。

 若いころはオートバイや乗馬、サーフィンのほか、祭りの神輿かつぎを各地で楽しむアクティブ派だったが、「ここ数年は、お酒で体調を崩しがちだったのでは…」と話す関係者もいる。

 もともとほかの歌手仲間とは群れない一匹オオカミタイプ。「長く連絡が取れない」ことから失踪騒動に発展したようだ。たっぷりとした声量で、“また逢える日”は、来るのだろうか。




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